ホンダ フィット イグニッションコイル交換
山梨県甲府市の自動車整備工場「原品自動車工業所」です。
おクルマの車検、点検整備、修理はもちろん、県内では数少ない福祉車両事業を自社で行っています。日々の業務を出来る限り分かり易く、ゆる~くご紹介しております(^^)
ホンダ フィット(GD1)の修理です。
車検でご入庫でしたが、「このところエンジンの調子が悪く、時折震える様な感じになるので、車検ついでに見て欲しい」とお客様からのご相談。
承知致しました!(‘◇’)ゞ
現象確認をしてみると、エンジンの掛け始めより違和感のある感じがあり、しばらく掛けてエンジンが温まると「ブルッブルッブルッ」と大きくはないが息継ぎする症状が・・・
『あ~、これはおそらくプラグかイグニッションコイルだなぁ』
最近の車両は殆どがダイレクトイグニッション方式(スパークプラグに電気を送る装置ですが、これについて詳細はググって下さいw)を採用しており、このイグニッションのコイルがダメになると、ガソリンの燃焼に不良を起こし、エンジンの震えに繋がる事が多々あります。また、スパークプラグの不良もイグニッションコイル同様の症状が起こります。
単体検査をする前に診断機(スキャンツール)でデータを確認してみると、やはりイグニッションコイルの失火(不良)を示す値が見れました。(画像なくてスミマセン(^^;)
このエンジン(L13A)には8本のプラグとコイルを使っており(一気筒に2本使用)、外してみると8本中2本のイグニッションコイルからリーク跡(漏電)が見られ、さらにその内の一本は根元が抜けてしまいました(~_~;)
イグニッションコイルからの電流が正常値でスパークプラグに送られないと、プラグの点火が弱かったり不発する原因となります。そうなると、エンジン内のガソリン(混合気)が正常な爆発を行えず、不発の気筒のパワーダウンによってエンジンのバランスが崩れる事となり、エンジンの震える原因となります。
お客様と相談の上、今回はイグニッションコイルは中古、プラグは新品に交換で行う事になりました。(ちなみにイグニッションコイルは意外と高価です)
今後も安心して乗られる場合は全て新品にする事をお勧め致します。中古だと同じ症状が出る確率があがるので。
「あと一年乗れれば良い」と「車検の費用もかさむから」とのお客様からの要望で中古での作業となっています。
当店ではお客様のご予算に合わせて、リユース品(中古)での修理も行っています(^^)/
*部品によっては中古をお勧め出来ない場合もございます。