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スズキ エブリイに左アクセル取付

山梨県甲府市で福祉車両事業の一環として「福祉車両の後付け改造」をしています。

「福祉車両の後付け改造」とは通常の車両に利用する方に合わせ、必要な装置などを後から付ける事で、福祉車両として利用できる様に改造する事です。

今回はスズキ エブリイ(DA64V)「左アクセルペダル」を施工した事例です。

健常の方がクルマのアクセル、ブレーキを操作する場合、それらの動作を行うのは右足(右下肢)の方が大半だと思います。(中にはブレーキ操作を左足で行う方もいますが)

しかし、右半身や右足(右下肢)何らかのハンデがあり、右足でのアクセル、ブレーキ操作が困難な方は、それらの操作を健常の方と同様に行う事が出来ない場合があります。

特にアクセルペダルは左足から距離があり、体を捻るような体勢でアクセル操作をしなければならなくなします。これでは安全な運転操作とは言えず、危険な行為となりかねません。

その様な不便不安を無くす為の運転補助装置として「左アクセルペダル」があります。

今回のお客様は脳梗塞の後遺症により、軽度の右片麻痺が残ってしまわれた方でした。

「退院後、左足だけで運転出来るか試したけど、とても安心して運転出来そうもない。左アクセルが取付可能であればお願いしたいです。」

とご相談頂き、ご本人の身体状況と車両の確認を行い、左アクセルの取付となりました。

今回取付けた左アクセルペダルBraunAbility社製左アクセルペダル「レフトフットアクセレレーター」です。

この装置は簡易脱着タイプとなっており、装置の台座にあるピンを引くだけで取外しが可能な為、簡単に通常のアクセルに戻せるので、健常の方との共有も問題ありません。

左アクセルペダルの取付に関して、今回の車両には追加作業が必要となっていました。

それは、「サイドブレーキ」です。サイドブレーキは手動式、足踏み式、電子制御式(スイッチタイプ)とありますが、この中で左アクセルペダルの取付に対して加工が必要となるのは足踏み式です。

左アクセルペダルの取付位置は、通常のアクセルペダルとブレーキペダルの隙間と同じ距離で取付ける事ですが、足踏み式サイドブレーキがその位置に当たる事が多く、左アクセルペダルの取付を邪魔します。この車両ももれなくペダルがサイドブレーキに当たり、そのままでは取付が出来ませんでした。

この様な場合は足踏み式サイドブレーキへの加工が必要となります。

サイドブレーキのペダル部分をカットし、手動でサイドブレーキを引ける様に延長レバーを作製し取付します。このパターンが一番多いです。

エブリイの足元のスペースは狭い上にサイドブレーキとの位置関係を考慮しながらの作業だったので、思っていた以上に取付位置に悩みましたが、何とか理想の位置に取付が出来ました。

お客様に左アクセルとサイドブレーキを確認して頂き、慣れるまでは出来るだけ広い道路で車の通行が少ない時間帯に練習をして頂くようにお伝えし納車となりました。

今では健常の方と遜色なく運転されています(^^)

追伸

今回の様な改造には助成金が出る場合や消費税が非課税となる場合がありますので、お住いの市町村窓口にてご確認される事をお勧め致します。

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