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スズキ ソリオ リアゲート プチ改造

山梨県甲府市で福祉車両事業の一環として「福祉車両の後付け改造」をしています。

「福祉車両の後付け改造」とは通常の車両に利用する方に合わせ、必要な装置などを後から付ける事で、福祉車両として利用できる様に改造する事です。

今回はスズキ ソリオ(MA36S)のリアゲートを利用される方に合わせてプチ改造した事例です。

お客様は関節リウマチを患い、手先の動きが不自由な女性の方でした。

「今乗っているクルマのリアゲートを開けるのに苦労しています。生活上、後ろに荷物を積むことが多いので、もう少し楽に開けれる様にならないでしょうか?」

とのご相談を受け、先ずはお客様の身体状況や利用状況などを確認する為にお話を伺います。

直接お会いして、動作確認もさせて頂いたところ、運転自体は全く問題なく出来るレベルですが、指先がリウマチの症状で若干の変形と指で押さえる動作に力が入らない事、腕の引く力が弱い事などが分かりました。

このソリオのゲートの開け方は、画像にあるガーニッシュ(Sマークのあるシルバー部)の三つの点の裏側(下側?)にロック解除用のボタンがあり、そのボタンを押すとロックが解除され、ボタンの横にあるハンドル部(指先の掛かる溝)を引き上げるとゲートが開きます。(ボタンを押しながら引く事を同時に行う)

今回のお客様の場合、ボタンが小さいうえ下向きに付いている為に下から上に押す事に苦労されており、さらにボタンを押せてもハンドル部に指をかけ、引き上げる動作にも力が入り辛いとういう状態でした。(指先の変形と痛みでボタンを押しながら引き上げる行為が難しい)

そこで、何度かお客様と話し合い、ロック解除ボタンの増設とゲートの引上げの為のストラップ(輪っか状)を取付ける事になりました。

開け方は、画面下のストラップ(画像下矢印)に手首を回し、後方に開くように少し引き気味に力を入れながら、増設した解除ボタン(画像上矢印)を押す。そうする事でボタンを押すと同時にゲートが開く様になります。

ロック解除ボタンを表の押しやすい位置に設置し、ゲートを指先で開けるのではなく、手首の引きで開けれる様にストラップを付けた事で、お客様の負担を軽減する事が出来ました(^^)/

ゲートを閉める動作にも若干苦労されていた様ですが、閉める事は現状出来るとの事で、今回は開ける事に注視した改造となりました。後々症状が悪化する事があれば、またその時に考える事に致します。

ゲートやドアの開閉は、健常の方にとっては意識しないレベルの動作かも知れませんが、障害などのハンデを持っている方にとっては難しい動作になる事もあります。

当店ではおクルマに関する些細な不便や不安に対して、利用される方と一緒に考え、より負担が軽減する様な改造を行っております。

おクルマのお困りごとが御座いましたら、お気軽に当社へご相談下さい!