【左アクセルペダル　山梨】　ホンダ　N-VAN編 | 山梨で福祉車両への改造をはじめとした自動車事業に関する様々な情報を配信

当店は山梨県甲府市で福祉車両事業を行っている自動車整備工場です。

今回から不定期な投稿となりますが、「左アクセルペダル」をピックアップし、軽トラ、軽バンに取付けたイメージを挙げて行きます。

左アクセルペダルは右足が不自由で通常のアクセル操作が困難な方に向けて施工される運転補助装置です。

軽トラ、軽バンは人や荷物などを運ぶ働くクルマの代表格です。

その軽トラ、軽バンにも左アクセルペダルが付く事で、働くクルマでの社会参加が可能になる事を知って頂きたいと思い企画致しました。

ざっとこの企画の意図を説明させて頂いたところで、早速一発目の投稿となります。

今回の対象車両は「ホンダ　N-VAN（R4年　JJ2）」です。

あっ、言い忘れていましたが、この投稿で使用する左アクセルペダルは一番オーソドックス（施工が多い）床置きタイプで行います。

吊り下げタイプや折り畳みタイプなど複数タイプがありますが、それはまた別の機会に取り上げたいと思います。

では、イメージして行きましょう(^^)/

ホンダさんの人気シリーズ、Nシリーズのバンタイプです。

車両の詳細など説明して行きたい所ではありますが、今回は左アクセルペダルの取付がメインなので、その辺りは割愛させて頂きます。

運転席の足元の様子です。

床面に凹凸があるのが分かります。

左アクセルペダルの施工にはペダルを置く為にベース部となる部分の設置が必要となりますが、床に凹凸があると車両によってベース部の施工に掛かる作業時間や料金に差が出る場合があります。

左アクセルペダルを設置しました。（あくまでもイメージで実際の施工では変わる場合があります）

ペダル自体の設置は可能ですが、少し気になる所が見当たります。

それは・・・

左ペダルが追加されているのですが、そのペダル脇にフットレストの盛り上がりがある為、ペダルを踏みこんだ時に当たってしまいます。

左アクセルペダルはブレーキとの距離感も考えなくてはならないので、これ以上ブレーキ寄りに持っていく事はあまり宜しくありません。なので、フットレストの排除し、ペダルに当たらない様な加工が必要となりますね。

また、ペダルの左上にパーキングブレーキであるフートブレーキがありますが、実際の設置位置や足の大きい方などによってはこれも当たってしまう可能性があります。その場合、パーキングブレーキにも手動式パーキングブレーキに加工するなどの追加施工が出て来ます。

斜めから見た画像です。

フットレストが邪魔になっているのが分かります。

左アクセルペダル自体の取付に問題は無いですが、一部加工や追加改造などが必要となりそうですね。

運転席室内からの様子です。

左アクセルペダルのイメージなのに何故って思われました？

右足が不自由な方がクルマに乗ろうとすると、健常の方とは違う体重移動の体勢で乗り込まなければなりません。（不安定になり転倒などの可能性が出て来ます）

N-VAN、地面から車両の床面までの高さは割と低いのですが、地面から座面までの高さは大きいのです。（実際の高さの採寸は忘れています(;^_^A）

なので、クルマへの乗降りを考えると、アシストグリップなど手を掴める場所があると、お尻を上げやすくなり座面への移乗が楽になると思われます。

このN-VANには掴める場所が無いので、場合によってはアシストグリップの追加施工も必要となります。（身体状況にもよります）

N-VANへの左アクセルペダル、イメージが出来ましたでしょうか？

これからN-VANに左アクセルを付けて運転したいとお思いの方がいらしたら、お気軽に当店にご相談下さい！

撮影協力店　ホンダカーズ山梨　和戸店様

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