【甲府 自動車 修理】ステップワゴン スライドドア修理

query_builder 2024/11/15
整備修理施工事例
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甲府市のお客様より

「左のスライドドアが開かなくなってしまったので直して欲しい」

とのご連絡。


ご入庫の車両はホンダ ステップワゴン(H14年 RF3)

この車両のスライドドア、左側はオートスライドになっており、内外のドアノブを引くと、そのまま自動で開閉するタイプとなります。

しかし、入庫した車両は内外どちらのドアノブを引いても空く事が出来ませんでした。

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先ずは何が原因かを調べる為に、スライドドアの内張を剥がして中の構造を確認しようとしたところ、内側のドアロックが引っかかる様な感触でロック、アンロックの動きが出来ない事に気づきました。

「あ~、ドアロックのアクチェーターがダメになってロックが掛かった状態のままになってしまったのか」

と、よくあるアクチェーター不良を原因だと考えました。

この時までは・・・


とにかく内張を外さないと先に進まないので、チャッチャと外します。

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内張を外してドアロック機構が見えてきました。

早速ロックレバーのアクチェーターを取外し単体点検。

アクチェーターはロックのレバーを押し引きする動作をするのですが、その動きが非常に鈍く、不良である事が分かりました。

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新品を取り寄せ、交換。

「これでロックが解除されて、スライドドアも開くようになるだろう」

と思っていたら・・・開かない(-_-;)


アクチェーター単体での動きは確かに変化して、ロックレバーだけだとすんなり動くのですが、ロック機構に取り付けるとレバーに負担が掛かる様に重くなる感じ。

何かおかしい・・・

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ロック機構にはスライドドアの開閉の為のリミットスイッチやロック解除後のストライカーの解錠機能などでゴチャゴチャした構造となっています。


一つ一つ動きを確認してみると、ストライカーの解錠をするパワーレリーズが動いていない事が分かりました。

このパワーレリーズは信号が入るとストライカーを解錠、施錠する様になっています。

試しに入電してみたのですが、見事に動きません。

スライドドアが開閉しないのは、ストライカーが施錠されたままになっていたのが本当の原因だったようです(´;ω;`)

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パワーレリーズを交換し、再びロック機構を取り付け動作確認。

今度はしっかりスライドドアが開閉する様になりました!


ドアロックアクチュエーターの不良はパワーレリーズの不具合が出る前より不良になっていた可能性があり(お客様とその後の話でロックの動きが悪かったのは以前よりあった事を確認しました)このタイミングで、たまたま一緒に交換する事になった様です。


誤診とまではいかなかったので良かったですが、アクチェーターの不良だけと思ってしまった事は反省ですね(^-^;


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