【左アクセルペダル 山梨】ダイハツ ハイゼット編

query_builder 2022/05/18
福祉車両修理施工事例
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右足に不自由を抱えている方(右片麻痺、右下肢欠損や右下肢機能障害など)で通常の右アクセルペダルの操作が困難な場合に、動かす事の出来る左足側にペダルを取付けて運転を可能にする装置が左アクセルペダルです。


軽トラ、軽バンは最近では荷台を改造した移動販売車やキャンピングカーなどにも利用され、働くクルマや趣味のクルマとして幅広く活躍しています。

そんな軽トラ、軽バンに左アクセルペダルを取付けることで、就労や趣味に制限のないカーライフをお手伝い出来ればと思い企画している第4弾となります。


今回の車両はダイハツ ハイゼット(R3年 S510P)です。

この投稿では左アクセルペダルを取付けた時のペダル位置などをイメージしています。

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足元の様子です。

第2弾で同じ軽トラのスズキ キャリーではステアリングロッドが邪魔をして残念な結果となっていましたが、ハイゼットではどうでしょうか?


キャリーと同じようにロッドが手前に出ている様に見えます。

同じ結果になるか・・・左アクセルを置いてみます。

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左アクセルペダルを設置したイメージです(仮置きなので、実作業の場合、多少の違いが出る場合があります)


床面に多少の凹凸はありますが、設置に必要なベース部は水平に施工できそうです。

左のペダルとブレーキ間の距離も問題なく取れそうです。

このハイゼット、ステアリングロッドがキャリーより手前に向かって伸びている様で、左ペダルの位置取りは邪魔をしません。


ただし、ペダルの位置取りは良くても右アクセルに連動していますので、アクセルを踏み込んで操作しなくては意味がありません。画像ではペダルの後ろにロッドが見えますが、踏み込んだら当たって邪魔をしそうです。

いざ踏み込んでみると・・・

ギリギリ当たりません!!(^^)!

(踏み込んだ画像は撮れていません(~_~;))


測定は足のサイズ26.5cmの私がギリギリなので、もう少し大きめの足の方だとペダルは踏み込めても足先が当たる可能性があります。

この辺りは左アクセルペダルの設置位置の確認や足のサイズ等を考慮すればクリア出来そうです。


フットレストはケースバイケースで外すか残すかとなりそうです。

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足元を斜めから見た様子です。

先程、左アクセルペダルを踏みこんでもロッドに当たらないと言いましたが、正確には当たる位置まで届かない(踏み込めない)と言った方が良いでしょうか。


ステアリングロッドの根本にはゴミや埃が入らない様にカバーが付いています。(前の画像が分かり易いです)

もし左のペダルを床のギリギリまで踏み込むとなると、このカバーに当たってしまいますが、アクセルをフルスロットル分踏んでもカバーに当たる位置まで下がらないのです。

右アクセルの踏み込み可動域が狭いので、リンクする左アクセルペダルも沈み込む可動域が少なくて済むようです。

画像では右ペダルの右側にアクセルのストッパーが写っています。

このストッパーとアクセルペダルの隙間が少ないので左アクセルペダルも少ない可動域で済んでいます。


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今回のハイゼットへの左アクセルペダル改造は、十分可能だと思います。

取付位置や利用する方の状況に合わせて設置すれば問題ないと判断しました(^^)

アシストグリップも付いているので、乗降りに対する不安も少なくなっていると思います。(身体状況にもよります)


もちろんメーカーや車両は好みの問題もあるので、「軽トラに左アクセルペダルを付けるならコレ!」とは断言しませんが、一つの目安となれば幸いです。


移動販売やキャンピングなどが左アクセルを付ける事で可能となるのであれば、カーライフはますます充実したものになると思います。

その様なご希望があれば、是非一度当店にご相談下さい!


撮影協力 山梨ダイハツ販売 甲府本店様


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