【手動運転装置 山梨 福祉車両改造】スズキ マイティーボーイ 運転補助装置取付

query_builder 2022/09/24
福祉車両施工事例
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生まれつき身体にハンデがある、またはケガや病気などの後遺障害の為に、自動車を運転することが困難な方がいます。

当店では、その様な方のご相談を伺いながら、自立運転の為の車両改造などを行っております。


今回は「愛車にもう一度乗りたい」との願いで、手動運転装置を取付けた事例です。


車両はスズキ マイティーボーイ(SS40T)

昭和61年登録なので36歳の「マー坊」です(^^)

当時、乗用セルボの派生として販売されたピックアップタイプですが、台数は少なく今では希少な車両ですね。


お客様は3年ほど前に病気を患い、その後遺症で両足(両下肢)に機能障害が残ってしまわれた方でした。

歩行は可能なのですが、足先の動作が不自由なので、クルマの運転に欠かせない足元での「アクセル」「ブレーキ」操作が困難となった為、手でアクセル、ブレーキ操作が可能となる手動運転装置を後付け改造する事となりました。


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このマー坊、乗らなく(乗れなく)なった後、しばらく親戚の方に預けていたらしいのですが、お客様は「足が不自由でもクルマの運転が出来るのであれば、思い入れのあるこのクルマにもう一度乗りたい」との強い思いを持っていた様です。


実はご相談を最初に当店にお問い合わせ頂いたのは、車両を預かっていた親戚の方からで、

「古いクルマなのですが、手だけでもアクセル、ブレーキの操作が出来る改造は可能ですか?もう一度そのクルマに乗って運転したいと思っている人がいるのですが、可能であればきっと喜ぶと思います。」


長年、乗り続けた愛車を再び運転したいと願うお客様。

相手の想いを大切にし、それを実現させてあげたいと問い合わせして来た親戚の方。


双方の想いを当店の出来る事で応えたいと思いました。


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しかしながら、手動運転装置の後付け改造を「はい、出来ますよ」と単に返答する訳には行きません。


クルマは一つ間違えれば走る凶器と変わります。

改造作業を行う業者の責任はもちろん、運転する本人にも運転能力の責任が問われてきます。


その為、装置が車両に問題なく設置できるか?、本人が装置を使い安全に運転する事が出来る身体状況か?などなど

幾つもの内容や条件を確認し、これであれば車両への取付も自立運転も可能と判断した後、初めて改造作業の開始となります。



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今回はお客様の身体状況や車両への製品取付などに大きな問題は無かった為、作業の開始となりました。


マー坊、ご主人様に乗ってもらえる事を楽しみに待っているのでしょうか。

なんとなく光ってみえました。(最初から綺麗な車両ですがw)


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手動運転装置の取付後の画像です。


今回取付けた装置は床置きタイプで、ブラウンアビリティ社製 カロスピードメノックス。


汎用性が高く多くの車両へ取付が可能です。

ドライバーの運転し易いポジション(本人の取付希望位置など)への設置ができ、装置本体は車両の乗換などの場合、改めて移設も出来る事などが特徴です。


完成後、お客様と動作の確認をし納車となりました。

再び愛車に乗れる事が出来る様になり、大変喜んで頂けました(^^)

マー坊と何時までも楽しいカーライフを送って頂ければ幸いです。


当店ではおクルマの運転に対する不便不安などを始め、介護の為の移乗移動の問題など、カーライフに関わるご相談を随時受け付けております。

些細な問題でも構いません。是非一度お問い合わせ下さい!


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原品自動車工業所

住所:山梨県甲府市向町394-2

電話番号:055-235-0375

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