【車検・整備　甲府】メルセデスベンツ　C180　オイル漏れ？ | 山梨で福祉車両への改造をはじめとした自動車事業に関する様々な情報を配信

ご入庫の車両はメルセデスベンツ　C180　コンプレッサー

昭和町のお客様より

「オイル漏れしている様だけど、どこで漏れているか分からないので診て欲しい」

との事でご入庫。

車両を上げて漏れの箇所を探したところ、このエンジンに多いブローバイのホースより出ている様でした。

お客様にご説明し、交換となります。

交換するブローバイホースは画像のエンジン右側、インテークマニホールドの下にあり、シリンダーブロックから出て来ています。

これを交換するにはエアーエレメントのケース、インテークマニホールド、そしてスーパーチャージャーを外さないと出来ません。

幾つもの工程があるので、少し厄介です。

エアーエレメントまで外したところです。

最初にエンジンフードカバーを外すのですが、この止まっているクリップがなかなか固いので、無理をするとカバーが割れます。

（以前違う車両で割ってしまった事があるので(´;ω;｀)）

慎重にクリップの位置を確認して外します。

エアーエレメントのケースを外すのですが、これもまた厄介です。

さらに下側にあるスーパーチャージャーへとダクトが繋がっていたり、コンピューターユニットが付いていたりと、外す手間が非常に多いｗ

やっとケースを外すとお次はインテークマニホールドの番です。

この辺りは燃料をエンジンにガソリンを噴射するインジェクターが邪魔をするのが厄介ですが、それさえ外せば問題なく取外しできます。

インマニを外すと大きいスーパーチャージャーが見えて来ます。

この状態で目的のブローバイホースは見えているのですが、エンジンとスーパーチャージャーの隙間にあるので、残念ながら手が入りません。

仕方が無いのでスーパーチャージャーも外します。

ここまで来ると、たかがホース交換の為に何所までバラせばええねん！っとツッコミたくなります(^^;

スーパーチャージャーを外すと、ようやく目的のブローバイホースとご対面です。

このホースはエンジン内の不燃焼ガスを再びエンジン側に戻す役割をするのですが、ガスと一緒に少量のエンジンオイルも運んでしまいます。

劣化してホースが割れたりすると、不燃焼ガスの漏れと一緒にエンジンオイルも漏れてくるという事になります。

またエンジンの冷えている時に不具合も出る事もあるので、放って置く事は出来ませんね。

ホース自体は全部で数千円程度なのですが、交換工賃はそれなりに頂く事になります。

ホース交換後、来た道を戻り、作業は終了です。

色々と外しているので、問題が無いか診断機でも確認し、無事納車となりました。

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