【山梨　車検　修理】スズキ　キャリー　クラッチオーバーホール | 山梨で福祉車両への改造をはじめとした自動車事業に関する様々な情報を配信

笛吹市のお客様より車検でご入庫頂いたスズキ　キャリー（DA63T）

車検整備と併せてクラッチのオーバーホールを行いました。

軽トラのミッションを下すのは苦労する作業ではありませんが、4WDであったので、若干の重量とバランス取りを気にしないとなりません。

とは言え一人でも作業は出来る範囲なので、サクッとミッションを降ろします。

擦り減ったクラッチ板と新しいクラッチ板です。

よく「クラッチが滑る」と言いますが、マニュアルミッションの場合、このクラッチ板の消耗が大きくなると、ギアを入れてクラッチを離してもエンジンの回転だけ大きくなり、前に進まない（進み辛い）と言った症状となります。

いわゆる「滑る」となります。

この滑りは今回の様にクラッチ板の交換で改善されます。

クラッチ板はエンジン側に取付ていますが、クラッチ板交換以外にも「クラッチカバー」「パイロットベアリング」なども一緒に交換します。

ミッション側にはクラッチを押し込む為のスラストベアリングがあるので、これも同時に交換です。

これらを交換した後、ミッションを戻してクラッチオーバーホールは作業完了です。

クラッチワイヤーの遊びの調整やギヤの入り具合、スピードメーターの上がり具合など確認できたらOKです。

車検でしたので、ロアアームのボールジョイントにガタツキがあるので交換します。

ボールジョイントはロアアームと一体となっているので、そのまま交換しました。

当店では車両状態をしっかり把握し、適切な車検整備をご提案致します。

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