【山梨 車検・修理】トレイルブレイザー エンジン不調

query_builder 2022/06/20
車検整備修理施工事例
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シボレー トレイルブレイザー(T360G) 

甲府市のお客様より

「エンジンのチェックランプが点灯している。アイドリングも不安定なので診て欲しい。」

との事でご入庫です。

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入庫後、診断する為、エンジンを掛けて様子を診ると、確かにエンジンが息継ぎする様に震えていました。

アクセルを吹かしていると多少震えが少なくなりますが、それでも若干違和感の残る感じ。


スパークプラグの失火にも思えましたが、スキャンツール(故障診断機)を繋げ、故障コードを読み込みます。

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色々出て来ます。

燃料が薄い、エンジンの失火など出ています。


この様に複数のコードが出ている時は、一つの原因が主となり関わりのあるセンサー類が反応しているか、以前のトラブルを残した状態で出て来てしまっているかです。


今回の症状と照らし合わせて、エンジンデータを見ながら考えると、怪しい所が浮かんできます。

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エンジン不調の原因として、故障コードにある燃料希薄が怪しいです。

おそらくどこからか必要以上に空気を吸い込んでいると思われたので、エンジンのエアー関係を目視。


するとインテークマニホールドの一部にメクラのキャップがされており、そのキャップにひび割れが見れました。

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もしかして、ここから二次空気を吸い込んでいる?

と思い、キャップを隙間なく密閉してみましたが・・・変わらず。

ここからでは無かったようです。


目視で見える範囲は確認してみましたが、他は見当たりません。

ただ、見えない所からのエアーの吸い込みが有るかも知れないので、エアーを吸い込みそうな範囲に目掛けパーツクリーナーを散布します。

すると・・・やっぱり!


バラツキのあったアイドリングが、パーツクリーナーを散布する度、正常時の様に戻ります。

これは通常より薄くなった混合気(ガソリンと空気が混じったもの)に、揮発性が高く可燃性のあるパーツクリーナーをエンジンが吸い込むことで、燃焼率が上がる(戻る)為です。


やはり何処かで必要以上の空気が取り込まれ、混合気が薄くなる事で正常な燃焼(爆発)が出来ていないという事になります。

何度かパーツクリーナーを散布し、一番反応がある場所を探ります。


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結果、インテークマニホールド本体の何処からかの吸い込みと確信しました。が・・・ 目視では確認出来ない場所の様です(^^;

なので、マニホールド本体を外さないと分かりません。

マニホールドは樹脂で出来ているので、経年劣化で何処かが割れている可能性もあります。


お客様と相談した結果、

「年数も経っているので割れても不思議ではないですね。まだこのクルマに乗りたいし、いずれにしても外さないと分からないのであれば、新品に交換して下さい。」

との事で交換に入ります。

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色々外していくのですが、マニホールドを止めて置くネジの中で、一番奥(座席側)がどうにも見えづらくやり辛い。

結局フロント左のタイヤを外し、タイヤハウスからアクセスする事で何とかなりました(~_~;)

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外した部品と新品です。


外したマニホールドを調べた結果、表面からは割れは確認出来ませんでした。

しかし、このマニホールドは2層になっている様で、どうやら見えない中に割れがあった様で、新品に交換した後はエンジンがバラつく事もなくなり、データ上でも問題なしとなりました。


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マニホールドを外すついでに、スロットルボディーの洗浄スパークプラグの交換も一緒に行いました。


故障コードもなくなり、調子の戻ったエンジンにお客様にも喜んで頂けました!(^^)!


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