【ウェルキャブ　修理　山梨県】トヨタ　ノア　回転シート修理 | 山梨で福祉車両への改造をはじめとした自動車事業に関する様々な情報を配信

同業者の工場より

「ウチのお客様で使用している福祉車両の回転シートが動かないので、修理が出来るか診てもらう事は出来ますか？」

とのご相談。

当店は福祉車両の修理や後付け改造を行っているので、二つ返事でご入庫となりました。

ご入庫の車両はトヨタ　ノア（H16年　AZR60G）

トヨタで販売させている福祉車両（ウェルキャブ）で助手席が回転シートに設定されている車両です。

症状は車両内での前後は稼働するが、回転昇降の動作時、回転途中で止まってしまうとの事でした。

入庫後、動作確認すると、言われた通り回転動作時にある一定の位置まで来ると止まってしまう。

スイッチを何度か押すと再び回転動作を始めるようになり、昇降は問題なく動作する事が分かりました。

とりあえず椅子を外して点検作業。

回転動作と昇降動作は別々の機能で動作しているので、今回の症状から昇降運動に問題なしと判断し、回転機能に重点をおき調べていきます。

などと言っていますが、この時点で怪しい個所の目星は付いていますがｗ

それでも各スイッチ類の点検も怠らず確認していきます。

リミットスイッチ等には問題が見られないので、疑わしい個所の確認となります。

ズバリ、配線ハーネス。

特殊な動作をする回転シート。その為、配線も多用されています。

ハーネスもそれなりに太くなっています。（最近のタイプは配線の数もすくないですが）

回転動作時に一定の位置に来ると止まってしまう。

その位置に来る辺りでハーネスを動かしてみると、止まらずに回転を続けました。

戻りもハーネスを弄りながらスイッチを押し続けると、止まらずに定位置に戻って来ました。

どうやら予想通り配線の不良が疑われます。

回転動作のモーターへ行く配線を辿り、ハーネスの被覆を向いていくと・・・

見事に断線してる配線を発見！

他にも断線手前の配線も幾つか見当たりました。

回転動作と同時に配線ハーネスも捻じれる様に動きます。

その為、長い間の反復で断線したと思われます。

断線の配線はもちろん、切れそうな配線を修復し、元のハーネスに戻しました。

その後、回転シートの動作に問題ない事を確認し作業は終了です。

当店では福祉車両の点検、修理や一般車両への後付け改造も行っております。

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